町田市は東京都の南側に位置する都市です。再開発が進められており、昨今住みやすい街として注目を集めています。本記事では、町田市の魅力と住みやすさについて、利便性・治安・子育て支援の観点から解説。また、町田市の将来が分かる、市でおこなわれている取り組みについても見ていきましょう。
この記事の目次
町田市はどんな街?
町田市の住みやすさを知る前に、まずは町田市という街そのものについて知っておきましょう。ここでは、町田市の立地・環境・人口を解説します。
町田市の立地・環境
町田市は東京の南側に位置する市で、ちょうど神奈川県との県境付近にあります。自然環境保全に注力しており、公園などが豊富です。昔ながらの風景・道が広がるエリアも見受けられ、町田市の歴史や文化を肌で感じられます。
町田市の人口
町田市の総人口は、430,671人(世帯数:202,662)。2019年の数値と比較すると、ここ数年で人口・世帯数ともに増加していることが分かります。(2019年は総人口428,685人、世帯数195,643世帯)
町田市の魅力と住みやすさ①利便性
新しい住まいを検討する場合、利便性を考慮する人が多いでしょう。ここでは、交通面・買い物・飲食における町田市の住みやすさについて解説します。
【交通】電車・バスが充実
町田市内を走っている電車は、小田急小田原線・東急田園都市線・京王相模原線・JR横浜線の4路線です。都心へはもちろん、神奈川県の横浜方面・海方面の他、郊外の山方面へもアクセス可能。例えば町田駅からであれば、新宿駅までは小田急線で約40分、横浜駅まではJR横浜線で約30分で行けます。
電車以外にも、路線バス・市民バス・コミュニティバスなどが走っており、市内だけでなく、東京都内・神奈川県内の他エリアへのアクセスも可能です。また、町田駅からは空港行のリムジンバスも出ています。空港に直行できるので、乗り換えせずに空港に行きたいときはとても便利です。
【買い物】町田駅周辺に商業施設が集結
町田駅周辺であれば、生活に必要な物がほぼ揃えられます。小田急百貨店・町田駅前のSEIYU・ルミネ・東急ツインズは、駅から直通で行けるので特に便利。また、駅周辺には、スーパー・コンビニ・商店街も豊富にあります。大型駐車場が整備されたスーパーも多いので、車でも買い物に行きやすいでしょう。
【飲食】駅周辺・商店街に飲食店が豊富
町田駅周辺には、チェーン店を含む飲食店が多く集結しており、なかでも町田駅の北側は居酒屋が多めです。また、駅周辺にある商店街にも飲食店が並んでいます。「栄通り商店会」や「仲見世商店街」では外食に便利なお店が豊富にあり、なかには行列ができる人気店もあります。
町田市の魅力と住みやすさ②治安・安全性
家族みんなが、新しい土地で安心・安全に暮らせるよう治安も確認することが大切です。ここでは、町田市の治安や安全性について解説します。
【治安】駅周辺は繁華街で、昼夜通してにぎやか
町田市の犯罪率は全国平均で見ると高めではありますが、東京都の平均よりは低いです。町田駅周辺や駅の南側は繁華街・歓楽街のため、昼夜を通して人が多くてにぎやかな印象。夜遅い時間の子ども・女性の一人歩きには注意しましょう。
【安全性】小さな子どもやお年寄りに優しい、スロープなどの整備
駅周辺はお店が豊富で街灯も設置されているため、夜でも明るいです。しかし、駅から少し離れると街灯が少ないエリアがあるので、利用するルートなどを事前にチェックしておくと良いかもしれません。
また、駅前にはスロープやエレベーターが充実しており、小さな子どもを連れた人、ベビーカーでの移動、お年寄りに優しい環境が整っています。
町田市の魅力と住みやすさ③子育て
ファミリーで町田での暮らしを検討しているのであれば、子育てがしやすいかも考慮する必要があります。ここでは、子育てにおける住みやすさのポイントを見ていきましょう。
【教育施設と待機児童】教育施設が豊富で、待機児童は減少傾向
町田市内には、公立小学校42校、公立中学校20校があり、その他私立の小中学校も豊富です。また、町田市は待機児童対策に積極的に取り組んでいる市。その一環として認可保育所の増設をおこなっており、市内にある保育園の数は2020年の時点で74施設です。効果も目に見えており、2021年4月現在の待機児童は85人で、前年と比較すると45人減少しています。
【子育て支援】子どもとその親に向けた施設が豊富
町田市内は5つの区域に分けられ、それぞれの区域に子育て支援センターが設けられています。町田市に住む就学前の子どもとその親が対象で、子育て相談・子育て広場(遊び場)の利用が可能です。
町田市の生涯学習センターでは、「きしゃポッポ」という親子で参加できるプログラムを開催。町田市に住む2歳までの子どもとその親が対象で、自由遊び・手遊び・読み聞かせなどに参加できます。その他、ママ同士のコミュニケーションの場として活用するのも良いでしょう。
【医療費助成】医療費の自己負担額を、全額もしくは一部助成
町田市の子ども医療助成制度は、乳幼児医療費助成制度(マル乳医療証)と義務教育就学児医療費助成制度(マル子医療証)の2種類です。マル乳医療証は、小学校未就学かつ修学年齢に達していない子どもが、マル子医療証は小・中学生または就学年齢に達している子どもがそれぞれ対象となっています。
乳幼児医療費助成制度(マル乳医療証) | 義務教育就学児医療費助成制度(マル子医療証) |
医療機関で受診した際の医療費の自己負担分を助成。 | ・医療機関で受診した際の医療費の自己負担分を一部助成。 ・入院・調剤は自己負担額全額を助成。 ・通院は、自己負担額のうち200円を超える額を助成。(自己負担額:200円まで) ・所得制限なし。 |
町田市の将来は?市における今後の取り組み
町田市に長く住むことを考えるのであれば、町田市の将来についても考慮した方が良いでしょう。町田市では、将来を見据えてさまざまな取り組みをおこなっています。
学校教育におけるデジタル化の促進
学校教育にタブレットやプロジェクターなどを積極的に活用する、ICT(情報通信技術)を導入。教科ごとにデジタル教材を使用したり学習支援コンテンツを導入したりなど、教育のデジタル化を進めています。
感染症・自然災害における対策の強化
新型コロナウィルスの流行は、いまだ収束の兆しが見えていません。コロナウィルス感染拡大防止のための対策が継続・強化される方針です。発熱相談センターや検査センターなどの体制を継続する他、自然災害が発生した際に利用する避難場所の設備改善などをおこないます。
都市としての再生・整備
町田市の中心部である町田駅前の再生と整備が、今後進められる予定です。車道と歩道の一部をパークレットにすることで、休憩・飲食が可能になります。また、子どもから大人まで楽しめるミュージアムや美術館の新設も進行・検討中。市民に地元の魅力を再認識してもらえるだけでなく、市外から注目を集めるきっかけにもなるでしょう。
交通面の整備や駅周辺・商業施設の開発
多摩都市モノレール・小田急多摩線の延伸に伴い、それに関わるエリアにある街の整備が進められます。また、鶴川駅周辺など町田市の東エリアの発展事業にも着手。通路の整備・駅舎の改良・周辺商業施設の開発などによって、さらに活気溢れるエリアになることが期待されます。
町田市で新しい住まいを検討中なら、町田森野住宅公園を見学!
町田駅から徒歩15分で行ける、町田駅前通り沿いにある市内唯一の住宅展示場。車でも電車でもアクセスしやすい点が魅力です。各モデルハウスの前にはガーデニングスペースがあり、色とりどりの花を見ながらゆったり見学できます。事前予約すれば、待ち時間なしでの見学が可能です。
町田森野住宅公園
町田駅前通りの市民ホールを600m西へ。町田市唯一の総合住宅展示場です。各モデルハウスの前には広々としたガーデニングスペースを設けています。花と緑に包まれてゆっくり見学してください。
町田市の住みやすさを知り、新しい住まいの候補地に入れよう
町田市は自然が豊富でありながら、利便性や子育てのしやすさなど都市機能が充実している人気の街で、今後も益々発展が期待されます。新しい住まいを検討中なら、町田市のさまざまな魅力・住みやすさについて知った上で、ぜひ候補地に入れてみてはいかがでしょうか。
【ファミリーにおすすめ】神奈川の住みやすい街。治安・買い物・子育て助成をチェック
新しい住まいを検討する際、街の住みやすさを事前に調べておくことが大切です。ファミリー世帯なら、子育てのしやすさについても考慮した方が良いでしょう。そこで本記事では、神奈川県内の中でも特にファミリー世帯が住みやすいとされる、横浜市・川崎市・海老名市をピックアップし、治安・買い物環境・交通・助成について解説します。