子育てしやすい街・横浜市。保育園や支援制度、おすすめ地区などを解説

2024年4月22日

横浜市は「住みやすい」「子育てがしやすい」として人気が高い街。そう言われる理由には、子育てに適した環境・制度が整備されていることがあります。そこで本記事では、横浜市の保育園・待機児童・支援制度などについて解説するとともに、子育て世帯に特におすすめの地区とその口コミなどを紹介します。

横浜市が子育てしやすいエリアである理由

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横浜市は子育てに適した生活環境が整っていることから、「子育てがしやすい」と言われています。横浜市の立地・治安・子育て環境などのさまざまな方面から、人気の理由を詳しく見ていきましょう。

都心に近い上に自然豊かで治安が良い

横浜市は、公園・山・海などの自然に触れられるエリアが多く、治安が良いので住みやすいと言われています。その上、京浜東北線・東横線・横須賀線が通り、都内へのアクセスが大変便利。京急線・相鉄線など、神奈川県内へのアクセスも良好です。

待機児童対策に積極的である

保育所は年々数を増やし、2023年4月時点で1196ヶ所。利用児童数は過去最多の71,236人と、前年度から635人増加しました。

しかし、待機児童数は10人(前年-1人)で、保留児童数は1,755人(前年+108人)です。特に1・2歳児の新規申請者数が大幅に増加傾向にあり、保留児童数1,755人のうち半数以上を占める954人が1歳児、次いで364人が2歳児となっています。

横浜市はこれを受けて、1・2歳児の受け入れ枠確保の取り組みを予定より前倒しして実施するなど対策を講じています。

また、横浜市は保育士の育成にも力を入れていて、就職支援、資格取得支援、保育士養成校への入学準備金・修学支援金・就職準備金の貸付(返済免除あり)などを行い、待機児童対策に繋げています。

子育てに関するサポートシステムや制度が手厚い

横浜子育てサポートシステムや医療費助成など、子育てに関するさまざまな制度が充実しています。(詳細は後述)

また、保育・教育コンシェルジュが配置されており、就学前の子どもに保育所や一時預かりなどの保育サービスに関する情報を提供中です。入所できなかった家庭には、代替保育施設の案内などのアフターフォローも行っていますよ。

親子や地域の人とコミュニケーションをはかれる場がある

横浜市の各行政区には、子どもとその保護者同士が交流を深められる「地域子育て支援拠点」などの施設が設置されています。事前に登録さえ済ませれば、無料で利用可能。保護者同士で交流を深めたり、子育ての相談や情報交換ができたりします。

また、特定非営利活動法人YPCが運営する「プレイパーク」と呼ばれる遊び場が横浜市の各所にあります。ボランティアの方が見守る中で、焚き火や水遊び、木登り、どろんこ遊びなど、普段はできない様々な遊びに挑戦できる場所です。

横浜市の子育て支援制度

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横浜市には、いくつかの子育て支援制度が整備されています。ここでは、子育てをサポートしてくれるサービスや医療制度について見ていきましょう。

かながわ子育てパーソナルサポート

神奈川県が運用するLINEアプリ「かながわ子育てパーソナルサポート」は、子育て中あるいはこれから子育てをする方が必要とする支援情報を一元的にまとめ、情報をタイムリーにお届けするサービスです。

地域のイベント情報や相談受付、店舗で割引などの特典が受けられる「かながわ子育て応援パスポート」の取得の他、近くの保育所や幼稚園、子ども食堂の検索なども可能です。

横浜子育てサポートシステム

有料の会員制サービスで、コーディネーターを通じて子どもを預ける依頼・紹介が行われます。このシステムは、地域ぐるみで子育て支援をすることも目的の1つです。

会員対象は、生後57日以上~小学校6年生までの子どもを持つ親。あくまで一時的な預かりが対象で、泊りを伴うものはNGです。原則として、7時~19時の間で必要な時間だけ子どもを預けられます。

利用料は平日10時から19時までは1時間あたり500円、土日祝・年末年始・時間外の利用は1時間あたり600円です。ひとり親家庭(児童扶養手当受給世帯)、生活保護受給世帯または住民税非課税世帯の方は、月に24,000円まで利用料の助成を受けることができます。

小児医療費助成

横浜市内に住む子どもの医療費を助成する制度です。

横浜市では、2023年8月より窓口負担や所得制限についても撤廃されました。小児医療証と健康保険証を窓口で提示することで、0歳〜中学3年生の通院・入院における保険診療の自己負担額が全額助成されます。

ただし入院の差額ベッド代や健康診断など、保険給付でないものは助成の対象になりません。詳しく知りたい方は以下をチェックしてください。

参考:小児医療費助成|横浜市

子育てしやすい横浜市のおすすめ地区

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一口に横浜市と言ってもエリアが広く、行政区によって生活環境は異なるもの。そこで、中でも特に子育てしやすい人気の行政区を紹介します。

横浜市青葉区

青葉区は、自然が豊かであるのに加え、子どもが遊べる場所が豊富であるのが特徴的なエリアです。また、子どもを預ける環境が整っているので、用事や仕事の際に助かります。青葉市内の各保育園では、園庭の開放、育児相談、給食相談といった地域の親子を対象にしたサポートも行っています。教育に関しても力を入れており、学習塾も多いです。

また住んでいる人からは、「小児科・産婦人科など、子育て世代向けの病院が充実している」「保育・教育システムが充実している」などの声が挙がっています。

横浜市都筑区

都筑区は、自然がある所と開発が進んでいる所の両方あるのが特徴です。遊歩道が整備されている所があり、子連れやベビーカーでも安心して歩ける街作りがされています。

区内に、妊娠中の女性・子育て中の家族が利用できる「ポポラ」という施設を設置。絵本やおもちゃが豊富なので、子どもを存分に遊ばせられます。施設内での授乳も可能です。その他、子育てに関する相談もできます。

住んでいる人からは、「若い世代の家族が多い」「ベビーカーで入りやすい作りの施設が多い」「子どもが遊べる場所が豊富」などと好評です。

横浜市港北区

港北区は、子どもが思いっきり遊べる大きな公園、子育て支援施設が豊富。また、有名な私立中学があるためか、受験に対応している塾が多いのも特徴の1つです。

区内にある「どろっぷ」は、妊娠中・子育て中のママたちが子どもや家族と一緒に立ち寄れる施設です。登録さえすれば無料で利用できます。

「子育てサークルで、子ども同士・ママ同士で交流を深められる」「子ども向けの施設・環境が整備されている」という口コミが寄せられています。ただし、「家賃相場が他の区に比べて少し高い」との意見もあるので、その点に注意して検討しましょう。

子育て世帯におすすめしたい横浜市の住宅展示場

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住宅展示場を訪れると、新生活のイメージがより湧いてくるでしょう。そこで、子育て世帯におすすめのモデルハウスが展示されている住宅展示場を紹介します。

tvkハウジングたまプラーザ

たまプラーザ駅から徒歩1分のところに位置する展示場です。駅前周辺には商業施設が充実しているほか、アクセスも良いので電車で訪れる人におすすめの展示場です。

一条工務店・積水ハウス・住友不動産・ヘーベルハウス・スウェーデンハウスといった多種多様なモデルハウスが揃っています。

◆詳細情報

  • 住所:〒225-0003 神奈川県横浜市青葉区新石川3-15
  • 電話:045-911-3931
  • 営業時間:10:00~18:00
  • アクセス:JR東急田園都市線たまプラーザ駅南口から徒歩1分

港北インター住宅公園

第三京浜・首都高速「横浜港北JCT」目の前にあるハウジングリゾート「港北インター住宅公園」は、リゾート地のようなゆったりとした雰囲気が流れる住宅展示場です。広々とした敷地には最新のモデルハウスが集結しています。

一条工務店、アキュラホーム、ヘーベルハウス、住友不動産、積水ハウスなどのモデルハウスを見学できます。

◆詳細情報

  • 住所:〒224-0044 神奈川県横浜市都筑区川向町989
  • 電話:0120-594-955
  • 営業時間:10:00~18:00
  • アクセス:第三京浜・首都高速「横浜港北JCT」目の前

子育てしやすい横浜市で家の購入を検討しよう

子どもを支える夫婦

「住みやすい」「子育てがしやすい」と人気の横浜市。都心へのアクセスが良いだけでなく、自然が豊かで子どもに優しい環境、そして子育て支援や制度なども充実していることから、子育てがしやすい街として支持されています。

自分たちに合う街を見つけ、家の購入を検討してみましょう。

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