快適な家を建てるには、土地選びはとても重要です。しかし、いざ土地選びを始めようとしても、どうすればいいかわからない場合もあるでしょう。予算内で条件の合う土地を見つけるためにも、優先順位をつけることが大切。そこで今回は、失敗しない土地選びに大切なおさえるべきチェックポイントや注意点などを紹介します。
土地選びのチェックポイント
住まいの土地選びにはいろいろな条件がありますが、まずは優先すべき項目を明確にしましょう。土地選びで失敗しないために確認したいチェック項目を紹介します。
日当たりなどの立地条件
日当たりは、家の環境や風通しなどに大きく影響を与えるので、日差しが何時にどこから当たるのかは調べておくべきポイントです。また、騒音や夜遅くに帰って来ても街灯があって安心できるなど、近所を含めた立地条件も確認しましょう。
交通の利便性
通勤や通学で電車やバスなどを利用する人は、家からの最寄駅やバス停までの距離や道筋の安全性などを確認しておきましょう。自家用車の場合は、交通量が激しかったり、道幅が狭かったりするなど不便がないか確認を。また、高齢になって車を手放す可能性があることから、将来自家用車がなくても生活できるかも検討すると良いです。
保育・教育環境の充実
子どもがいる家庭なら、子どもの教育環境も確認しましょう。進学先が離れすぎていると通学が大変なので、学区内の小学校や中学校の距離も確認しましょう。また乳幼児がいる家庭は、保育園や幼稚園といった保育環境の確認も必要です。保育園を利用する場合は、自治体により保育園への入りやすさに差があるため、事前に保育園の状況を確認しておきましょう。
商業施設や病院などの距離
生活用品の買い物は必須なので、スーパーやドラッグストアなど徒歩圏内にあるのが理想です。しかし、商業施設に近いと騒音なども問題になりやすいので、距離感は大切です。また病院施設は総合病院だけでなく、小児科や耳鼻科などの医院が通いやすい距離にあると良いでしょう。高齢になると病院に通う頻度が増えやすいため、現在だけでなく将来のことも考慮して、病院や医院の確認をしましょう。
災害リスク
住む環境の安全面はとても重要です。そのため災害に遭いにくい土地かもチェックしましょう。津波や洪水、土砂崩れなど、自治体で発行しているハザードマップであらかじめチェックできます。また埋立地や昔に田んぼだった土地は、地震の際に液状化する危険性もあるため、土地の履歴を調べてみましょう。
土地選びで失敗しないために! 購入前の注意点
望ましいと思う土地が見つかっても、購入は慎重に検討しましょう。土地購入の際に気をつけたいポイントを解説します。
土地の相場を調べる
土地を選ぶエリアが決まれば、土地の相場を調べてみましょう。土地の価格はエリアによって異なり、相場によって予算内で購入できる土地の広さが変わってきます。土地の相場はインターネットでも調べられます。例えば、国土交通省が公開している「土地総合情報システム」は過去の不動産取引データを一般公開しています。市区町村単位での絞り込み検索が可能で、取引の履歴、公示価格(国が評価した土地の価格)が閲覧できるので、似た条件の土地の相場が調査できます。
土地購入は建物や諸費用も考慮する
予算オーバーにならないように土地・建物それぞれの予算を立てましょう。仲介業者に土地を探してもらう場合は、別途、仲介手数料がかかるので要注意です。仲介手数料の目安は3~5%で、土地は1千万円以上するケースが多く、仲介手数料だけでも数十万円は必要になります。他に登記などの専門家への依頼料や登録料、税金など合計で購入額の1割~2割は余計にかかることも想定しておきましょう。
抵当権や借地など土地の権利関係を明確にする
検討している土地の権利も確認しましょう。もし抵当権が設定されているままだったり、借地権の土地だったりすると後でトラブルになる可能性があります。
抵当権とは、住宅ローンを組む際に住宅や土地を担保にしていること。前の持ち主が返済しないと消えないため、土地が差し押さえられる危険性があります。抵当権がついている場合は、完全に抵当権が消えるまでは代金を支払わないようにしましょう。
借地権とは、家を建てるために土地を借りている状態の権利です。地代を支払わなければならず、長く住むときには更新が必要になり、土地を返還する場合は、家を壊して更地にしないといけません。
境界を明確にする
特に古くからの土地は、隣地との境界があいまいになっていることがあります。境界があいまいなままだと、所有する土地の権利について隣人とトラブルになったり、住宅ローンを組む際に適正に評価してもらえなかったりする場合があります。境界があいまいな場合は、購入前に売主に境界を確定してもらいましょう。
建ぺい率や容積率を確認する
土地によって建築できる建物の大きさや高さに制限があります。建ぺい率とは、土地に対する建築面積の割合です。また容積率とは、土地に対する延べ床面積の割合です。建ぺい率や容積率は法律で定められているため、希望の家が建てられるか事前に確認しましょう。
【住まいの土地探し】建ぺい率とは?容積率との違いや規制に関する注意点も解説
建ぺい率とは、土地に対してどれくらいの大きさの家を建てられるかの目安となるもの。家を建てる際は、これとあわせて容積率についても知っておくことが大切です。そこで本記事では、建ぺい率・容積率についてやそれぞれの違い・算出方法に加え、建ぺい率や容積率において、家を建てる時に気を付けてほしいポイントを紹介します。
敷地と接する道路の幅を確認する
敷地と接する道路幅が4メートル未満で狭い場合は「セットバックあり」の土地です。「セットバッグあり」とは、道路の中心線から2メートル後退させて建築することが条件のため、土地面積が減少します。
土地の形を考慮する
一般的には、正方形や長方形の整った土地の「整形地」が、無駄なく家を建てられるので人気です。しかし旗竿地や三角形、台形や崖地といった「不整形地」は、販売価格が抑えめで比較的入手しやすい反面、建築時にプラスの費用が掛かる場合もあるので注意が必要です。
※旗竿地:道路に接しているところが狭く、奥に住宅を建てるスペースがある土地
魅力あふれる神奈川での土地選び
便利な都心の近くは魅力的ですが、自然が身近なのも、土地選びでの魅力のひとつ。神奈川は都心にも近く、昔からの雰囲気を大切にする個性溢れる街がたくさんあります。ここでは、神奈川の魅力や住宅展示場を紹介します。
神奈川の魅力①都心に近く交通の便が良い
神奈川は、東京に近い川崎や横浜はもちろん、海沿いの鎌倉や藤沢、山に近い厚木など東京まで1時間以内で通えてアクセスがとても良い土地です。また神奈川県内も、電車やバス路線が充実しているので、車がなくても生活できる環境が整っています。
【ファミリーにおすすめ】神奈川の住みやすい街。治安・買い物・子育て助成をチェック
新しい住まいを検討する際、街の住みやすさを事前に調べておくことが大切です。ファミリー世帯なら、子育てのしやすさについても考慮した方が良いでしょう。そこで本記事では、神奈川県内の中でも特にファミリー世帯が住みやすいとされる、横浜市・川崎市・海老名市をピックアップし、治安・買い物環境・交通・助成について解説します。
神奈川の魅力②海・山があり自然環境が良い
神奈川は、横浜の都市部もあれば、箱根や丹沢などの山、相模湾に面している海沿いなど、自然環境にも恵まれた土地です。大規模都市でも、自然公園など緑豊かな環境にすぐ行くことができます。また海沿いの街なら、整備された海水浴場など楽しめる場所が多く、子育て世代にも人気のエリアがたくさんあります。
神奈川で家を建てるなら現地の住宅展示場を見学しよう
神奈川で家を建てたいと検討中なら、現地に近い住宅展示場へ行って家の雰囲気やプランなど見るのがおすすめです。神奈川でおすすめの住宅展示場を紹介します。
つるみ住宅公園
「上質な住まい」をコンセプトに、次世代型のハイグレードの住宅展示場を目指し2018年にオープンした住宅展示場です。国道1号線沿いにあるため立ち寄りやすいでしょう。
つるみ住宅公園
2018年4月、鶴見に住宅展示場が誕生しました!国道1号すぐ末吉大通り沿い「森永製菓鶴見工場」となり。国内最大手ハウスメーカーだけのプレミアム空間が勢揃い!全棟『ZEH対応』『二世帯住宅完全対応』『環境配慮型住宅』。“上質な住まい”をコンセプトに安全、安心、かつ快適な暮らしのご提案をいたします。<>ハイグレード住宅展示場へぜひお越しください。
tvkハウジングプラザ新百合ヶ丘
tvkハウジングプラザ新百合ヶ丘のモデルハウスでは、すべてスマートハウスを展示していて最新設備が整った家を紹介しています。
tvkハウジングプラザ新百合ヶ丘
世田谷通り、イトマンスイミングスクール隣り、新百合ヶ丘北側エリアに誕生した住宅展示場です。モデルハウスは全て『スマートハウス』対応をしております。最新の設備・仕様をご自身の目でお確かめください。
神奈川県内には、他にも住宅展示場が多数あります。お近くの展示場を探して実際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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家族の空間を多くのハウスメーカーで体験してみましょう。予算や家族構成、ライフスタイルなどを考慮しながら、理想の住まいについてお気軽に相談ができます。
優先順位を明確にして快適な土地を選ぼう
住まいの土地選びには、自分たち家族にとって何が大切かを決めるところから始めましょう。希望を明確にしておけば、土地を比較する際にも迷わずにすみます。気になる土地を見つけたら、自分の目で確かめるのが大切。朝・晩と時間帯をずらして現地を訪れれば、住環境が良くわかります。周辺状況の確認をかねて、希望エリアの住宅展示場を見学するのもおすすめです。