テレワークを快適に!理想の書斎・ワークスペースを作るポイントとおすすめのハウスメーカー事例

2023年6月16日

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、テレワークを導入する企業が増えています。
突然自宅で仕事を進めることになり、リビングの一角や簡易デスクで仕事を始めたものの、家族の様子や生活音が気になって仕事に専念できないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、テレワークを快適にするワークスペースを作るためのポイントや、おすすめの書斎例をご紹介します。

理想のワークスペースを作るために考えておくべきポイント

理想のワークスペースを作るために考えておくべきポイント

ワークスペース・書斎は利用する人の目的によって、さまざまな形にすることができます。以下のポイントを押さえて、どのような空間を作りたいかを検討していきましょう。

ワークスペースの種類

ワークスペース・書斎には、大きく分けて「個室」「半個室」「オープンスペース」の3種類があります。仕事の内容や使用目的によって、どのタイプが適当かは異なります。

ウェブ会議が多い場合は個室が理想で、防音のために壁に吸音材を入れたりドアに鍵をつけたりする方も多いようです。

ワークスペースを個室にするメリットは、オンとオフの切り替えがしやすいところ。リビングの一角に作る場合と比べて、仕事に対する集中力やモチベーションを高めやすいでしょう。

一方で、ワークスペースを趣味や家事などにも使用したい場合は半個室型が便利。一人で作業しながらも家族の気配を感じることができるため、小さいお子さんを見ながら仕事をする方にも向いています。

広さと場所

ワークスペースの最適な広さは、利用目的などによって異なります。
手が届く範囲にペン立てや資料を置き、デスク周りで一通りを完結させたいという方もいれば、本棚などを設置して収納スペースを整えたい方もいるでしょう。
特に広さや収納スペースが必要なければ、2畳ほどあればワークスペースとしての空間を確保できます。

また、どのような環境で仕事をしたいのかによって、ワークスペース・書斎に適当な場所も異なります。
例えば、採光が必要な場合は、南向きの窓がある部屋がよいでしょう。
ただし南向きの部屋は、リビングや子ども部屋にしたいというニーズも強くあるものです。
優先度も考慮した上で、間取りのどの位置に設置するのか決めましょう。

使用頻度

個室または半個室でワークスペース・書斎を作るとなると、少なからず他の部屋を圧迫してしまうことになります。
いざ書斎を作ったものの、在宅勤務が終了してしまったため全く使用しなくなってしまったという声も少なくありません。
在宅勤務がいつまで続くのか、どれくらいの使用頻度があるのかを考え、ワークスペース・書斎の優先度を考えることが重要です。

用途を絞りすぎない

初めから在宅勤務がなくなる可能性を考慮したワークスペース・書斎づくりをすることも大切です。
新型コロナウイルス感染症が収束の兆しを見せている今、オフィス出社へ回帰する企業は増えています。
新型コロナにかかわらず、勤務スタイルや家族の生活様式は年齢とともに変化していくもの。ワークスペース・書斎も、そうした変化に対応できるよう作り込みすぎないことがポイントと言えます。

各メーカーのイチオシ! アイデアが光るワークスペース例

昨今のテレワーク需要の影響もあり、各ハウスメーカーからもさまざまな書斎が登場し、住宅展示場でも注目を集めています。
今回は、その中からおすすめのワークスペース・書斎を2つご紹介します。さまざまなレイアウトを見て、理想のワークスペースを探していきましょう。

積水ハウス

積水ハウス

壁一面に造作の本棚をとりつけたこちらの書斎は、広々とした個室空間が魅力です。広さは4.4畳とさほど大きい訳ではありませんが、床を18cm下げ本棚を天井高に合わせて取り付けたことで縦長の視覚効果を生み出し、広く感じるように設計されています。

また、照明の数を抑え家財の色味を統一することで、これだけ多くの収納棚があるにもかかわらずスッキリとまとまった印象になっています。

積水ハウス

一方デスク前には、大きめの窓が一つ設けられ、自然光がしっかりと入るようになっています。落ち着きのある収納スペースとは対照的に、明るい環境で仕事をすることができます。

ワークスペース・書斎の間取りは必ずしも正方形の個室である必要はありません。
むしろこうした間取りの隙間を使った空間のほうが何かと多用途に活用しやすいもの。リビングに隣接させ、壁に収納スペースを設ければ、趣味の部屋や作業場所などワークスペース以外にも応用がききやすいでしょう。

ウェブ会議やオンラインでの打ち合わせが多い方は、コンパクトなレイアウトがおすすめです。

住友林業

住友林業

住友林業のワークスペースは、あえてドアはつけず、リビングの一角に設けた半個室の空間です。
家族が読書をしたり趣味の作業をしたり、またちょっとした家事をする際にも便利な多目的スペースとして設計されています。

リビングにいる家族とのコミュニケーションが取りやすく、お子さんの学習スペースとしても活用できるでしょう。

住友林業

また、住友林業の強みは木材へのこだわり。
一般的に、床材などは人工的に着色したものを使用することが多いですが、住友林業は木材本来のぬくもりや節目、色味などをそのまま活かした家財を提供しています。

写真の書斎は、世界三大銘木と言われる「チーク材」を使用したもの。
チーク材は耐久性に優れているほか、時間がたつほどに味が出て、その経年変化も楽しめる一生モノの木材です。

落ち着いた色味には生活に溶け込みやすい上に高級感があり、飽きることなく長年愛用できると本物志向の方に人気です。

住宅展示場で実際のレイアウトを体感し、理想のワークスペース・書斎を作ろう

テレワーク需要に合わせて注目されているワークスペース・書斎。
最近はさまざまな用途や間取りに合わせた多彩なタイプが登場しています。

まずは、必要な広さや用途を明確にし、どのような空間を作りたいかイメージをまとめることが大切です。

そのためには、住宅展示場で情報やアイデアを収集するのも一案です。
ハウスメーカーおすすめの書斎を実際に体験して、理想のワークスペース・書斎を実現しましょう。