注文住宅を検討し始めて最初に悩むのが、「どの会社に依頼するか」という注文住宅メーカー選び。多数の住宅メーカーが一堂に会する住宅展示場に、まずは足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新築一戸建てを購入した全国の男女約200名を対象に行ったアンケート結果から、住宅メーカー選びで後悔しないためのポイントをご紹介します。これから住宅メーカーを探す人や、住宅展示場へ行く予定の人はぜひ参考にしてください。
<住宅購入に関するアンケート概要>
調査期間:2023年1月6日~
調査対象:新築一戸建てを購入した20~40代の221名(男性50.2%:女性49.8%)
この記事の目次
住宅購入者の80%以上が住宅展示場を活用している!
アンケートから分かったのは、「購入者のほとんどが住宅展示場に足を運んだことがある」という事実。「住宅購入を決める際に、住宅展示場を訪れましたか?」という設問に対して、訪れなかったと回答したのは全体のうち17.8%で、残りの82.2%の人は1回以上の来場経験があると回答しました。
来場頻度を見ると、1〜4回訪れた人が40.2%、5〜9回訪れた人が22.9%、10回以上訪れた人が19.2%となっています。
来場理由は「情報収集のため」「実際の暮らしをイメージするため」といった項目が上位を占めており、住宅展示場は住宅メーカーの情報を比較検討するために役立つことが分かります。
ハウスメーカー選びは戸建て購入の決め手になっている
アンケートでは「新築の一戸建て購入の決め手になったもの」についても調査しました。
その結果、第1位「住みたい土地・物件が見つかった(45.3%)」、第2位「予算に合う土地・物件が見つかった(37.4%)」に次いで、「良いハウスメーカーが見つかった(31.8%)」が第3位と続いています。
また「新築の一戸建てを購入するにあたり役立った情報源」について伺ったところ、第1位「住宅・販売事業者(39.7%)」。次いで第2位が「住宅展示場・モデルハウス(23.8%)」、第3位が「インターネット検索(16.4%)」という結果になっています。
上記を裏付けるように、「住宅展示場へ訪れた目的」では第1位「情報収集のため(61.4%)」、第2位「実際の暮らしをイメージするため(52.3%)」に次いで、第3位「ハウスメーカーを決めるため(33.0%)」となっており、3割近い方がハウスメーカーを決めるために住宅展示場を活用していることもわかりました。
このことから、多くの人が住宅展示場で住宅に関する知識やハウスメーカーについてなど、何かしらの情報を得て住宅探しを前進させていることが見て取れます。
加えて土地や予算を決めることはもちろん、相性のよいハウスメーカーに出会えるかどうかも住宅探しを上手く進めるために重要なポイントだと言えるでしょう。
相性のよいハウスメーカーを見つけるために、多くのメーカーが一堂に会する住宅展示場は有効だと言えます。
先輩に学ぶ!注文住宅で後悔しないために住宅展示場でチェックすべき6つのポイント
注文住宅の魅力は、なんと言っても自分たちのこだわりを実現できること。しかし色々なこだわりを盛り込めるが故に、入居後に「もっとこうすればよかった」「やめておけばよかった」と後悔が残るケースも多くあります。一生に一度と言われる家づくり。できるだけ後悔せずに家を建てたいですよね。
そこで今回は、新築一戸建てを購入した全国の男女約200名を対象に、注文住宅における満足ポイント・後悔ポイントについて調査しました。これから注文住宅を探す人はぜひ参考にしてください。
住宅展示場は見学だけでも行って良い? 所要時間や流れ、見るポイントを紹介
住宅展示場とは、多くの住宅メーカーが手がけたモデルハウスが集まり、比較しながら見学ができる施設です。興味はあっても具体的な住宅の建築計画がない人にとっては、見学だけに行くのは敷居が高く感じるかもしれません。そこで本記事では住宅展示場の見学にフォーカスし、所要時間や流れ、見るポイントについて紹介します。
ハウスメーカーの営業担当に質問すべきポイント3つ
住宅展示場は、家づくりにおける疑問や不安を営業担当者に質問できる場所です。しかし、多くの方にとって家づくりは初めての経験でしょう。住宅展示場へ行っても「どう進めてよいか分からない」「何を聞けばよいか分からない」といった方も少なくありません。
住宅展示場見学を有意義な時間にするためには、来場前に予備知識を得ていくことが大切です。そこで「住宅展示場でハウスメーカーの営業担当者に質問すべきポイント」についてアンケートを取ったところ、以下のような回答が得られました。
第1位には「生活動線(35.8%)」、第2位に「間取り(34.7%)」、第3位に「部屋の広さ・寸法(27.8%)」という結果になりました。
さらにアンケートでは「ハウスメーカーの営業担当に質問すべき内容」について、以下のような回答があがっています。
「ハウスメーカーの営業担当に質問すべき内容」 |
・ハウスメーカーの強みや得意な点 |
・風呂、キッチン、トイレは購入時に仕様が決まっていることが多いため確認する |
・メーカーオプションについて |
・条件付き注文住宅の場合の条件 |
・メンテナンスや保証について |
その中でもとくに、メーカーごとに内容が異なるものや費用に関わるポイントは、購入前に確認しておかなければトラブルになりかねません。ここでは、3つのポイントをピックアップしてご紹介します。
メーカーオプションについて
一般的に、オプションとは設備や仕様をグレードアップさせることです。しかし、住宅においては基準となる仕様がメーカーによって異なるため、注意が必要です。どれが標準でどれがオプションになるのかは、細かく確認しておいた方がよいでしょう。
特にモデルハウスでは、メーカーが提供できる最大限の設備や技術が展示されています。実際、購入決定後に「実はこの仕様はオプションだった」ことが判明し、金額が高くなってしまったという事例もよく見られます。
メンテナンスや保証について
住宅探しにおいて意外と見落とされがちなのが、メンテナンスや保証です。しかし、戸建ては家を建てた後の方が重要です。マンションの場合、メンテナンスの費用や修繕費は自動的に積立てられており、外壁の塗装や改装・清掃が必要な場合も管理会社が主体となって進めてくれます。しかし、戸建ての場合はこれらをすべて自分たちで行わなければなりません。
災害があった場合や外壁の塗装が剥げてしまった場合など、さまざまな可能性が考えられますが、家のメンテナンスはどれをとっても高額になります。
そのため、メンテナンス期間や保証期間は長ければ長いほど安心です。法律により、新築住宅は引き渡しから10年間は必ず保証を受けることができるようになっていますが、大手メーカーではこれ以上の長期保証をおこなっている会社も多くあります。
ハウスメーカー選びの際は、こうした保証に関する項目をしっかりと比較検討しておくとよいでしょう。
ハウスメーカーの強みや得意な点
ハウスメーカーにはそれぞれ得意な分野とそうでない分野があります。例えば、デザインが得意な会社もあれば、設備が充実している会社もあります。住宅展示場では、その強みを比較検討することが大切です。
そのためには、できればメーカーから話を聞く前に自分たちが住宅のどのようなポイントを重視しているか、軸となる項目を決めておくことです。自分たちが求めているポイントをそのメーカーが得意としているかどうかは、メーカー選びの大きな決め手となるでしょう。
事前予約が便利でお得!家を建てるなら欠かせない「住宅展示場」見学レポート
おうち時間もすっかり定着し、いよいよ最高に居心地の良い「我が城」を真剣に家族と検討し始めているあなた。まずはWEBや本で情報収集をしているのではないでしょうか。しかしこれは一生に一度の大きな買い物。頭の中でシミュレーションするだけではなかなか結論にたどり着かないものです。
そんな人にオススメなのが住宅展示場を活用すること。人気メーカーのモデルハウスを実際に比較でき、土地や住宅やローンなどあらゆる相談に乗ってもらえます。そこで今回は注文住宅の購入を真剣検討中の『家ーる』編集部・S原が、実際に見学してきた体験レポをお届けします!
情報収集や疑問・不安解消のために住宅展示場を利用しよう
住宅展示場は、数多くのメーカーを比較検討し、情報収集ができるメリットがあり、住宅購入者のほとんどが一度は利用しています。これから住宅展示場へ行く予定の人は、今回ご紹介したアンケートをもとに、できるだけ質問内容をまとめてから来場するとより有意義な見学時間が過ごせるでしょう。
初めての家づくりで分からないことばかりなのは当然です。少しでも疑問に感じたことはその場で営業担当へたくさん質問をして、納得できる住宅メーカーを見つけてくださいね。
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