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湘南お店情報
みなさんこんにちは!
「おいしいもの」「たのしいこと」が大好きな藤沢在住のライター・たかはしゆかです。地元LOVEの精神とたゆまぬ好奇心をモットーに、わくわくする湘南の情報をお伝えしていきます♪
金曜日の昼下がり、辻堂南口にあるイタリアンレストランMONKの店先では、小さなパラソルの下で可愛らしいマルシェが開かれます。
運営するのは、湘南地域を中心に食を通してイベントや販売、料理教室などを手掛ける“愛ある食卓”の斎藤有紀さんです。
生産者と消費者を直接つないで食卓に笑顔を
愛ある食卓のマルシェでは、湘南~西湘地域の生産者さんから直接仕入れる有機野菜を中心に、全国の選りすぐりの無添加無化学調味料などが販売されます。
単に売るだけでなく、斎藤さん自ら生産者の元へ通ってお話しを聞き、それを踏まえて直接お客さまに手渡しで届けることにこだわっています。
また、作り手に消費者の声をフィードバックすることで、今後よりよい農産物や商品を生み出したいという想いもあるといいます。
すべての始まりは昆布から!?
元々はアパレルメーカーや商社のアパレル部門で生産管理や仕入れ、営業などに携わり、食とはまったくの別ジャンルの経歴をお持ちの斎藤さん。
結婚を機に都内から湘南に移住し、会社員時代に取得した資格(生活習慣病予防士や食育インストラクター)を活かして講師業やイベント運営を行っていた時に、「人の悩みの先に食生活がある」ことに気付いたのだそう。
まずは自分の好きなモノが作られた産地に行って生産者を訪ね歩こうと思い立ち、ご自身が愛用していたこんぶ出汁、大阪で創業100年以上の歴史をもつ老舗へ!
「直接お会いしてお話しを聞くと、製品への愛情が増すと同時にこれから先も残したいという気持ちも出てきたんです。『よいもの、なくしたくないものを伝えていきたい』という想いで“愛ある食卓”を立ち上げました」。
マルシェなどの自社イベント、飲食店や料理教室への野菜の納品のほか、地域の学校での出汁教室の開催、会場の設営など食の事業に関わる分野でさまざまな活動をしています。
ご縁でつながる地域のネットワーク
取材時にマルシェをお手伝いしていた茅ヶ崎在住の角田由貴さんは薬膳のエキスパート。
その得意分野の知識と強みで斎藤さんをサポートしています。
また野菜の袋には、鎌倉でカフェや料理サロンを主宰、料理本などの著書を多数もつ本多理恵子さんのオリジナルレシピシール付きのものも!
斎藤さんの熱心な想いと明るい人柄で、湘南での人脈の輪がどんどん広がっているように感じました。
湘南の地に移住したからこそできること
湘南へ越して感じた魅力を聞いてみると―。
「豊かな自然の恵みを活かした新鮮な食材が豊富! 環境や食の在り方に目を向けている人が多いので、自分と同じような食生活を送る地元の人たちとコミュニケーションが取りやすいことも魅力ですね」。
「移住してきた自分だから感じることができたかもしれない“食”の安心や楽しさを紹介していきたいですね。愛ある食卓の活動を通じてお客様と生産者、飲食店、もしくはお客様同士など、湘南に住む人たちを繋げるのはもちろん、地域の魅力に感謝して共有していきたいと思っています」と話してくれました。
マルシェやそのほかの愛ある食卓のイベントをぜひチェックしてみてください。
あなたの知らない湘南を再発見するきっかけになるかも!?
地元湘南にも、まだまだ知らない良さがたくさんあることを知ることができました♪
愛ある食卓マルシェ
食をテーマに人や地域の魅力を発信する“愛ある食卓”が毎週金曜日に開催する野菜や調味料の販売会。
会場は辻堂南口のイタリアンMONK店頭にて。
神奈川県藤沢市辻堂2‐8‐18(辻堂駅南口徒歩3分)
OPEN 毎週金曜日の12:00~
URL http://aiarushokutaku.jp/
マルシェやイベント情報などは、インスタグラム@aiarushokutakuでチェックを。
たかはしゆか
ライター&イラストレーター。生まれも育ちも藤沢という生粋の湘南人のくせに、太陽と海が苦手な夜行性人間。日常に散りばめられている「おいしいもの」「たのしいこと」を探してあっちこっちに出没しては、人脈を広げる活動にも余念がないちびっ子アラフォー。好きなものは旅、こけし、落語、納豆、カツオ、アルコール全般です。