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湘南お店情報
みなさん、こんにちは！ 藤沢に住むこと30余年、地元湘南ライターのヤスダマミコです。「湘南に暮らすHAPPY」を歩いて探して、ご紹介していきます。
今回は、こんな近くにこんな深くはまれる世界があったのか！？と嬉しくなっちゃう“ステンドグラス工房”を発見したので、体験させてもらいに行ってきました！
見た目はフツウ？ なのにどこまでも本格的
湘南の地でステンドグラス工房を始めて、なんと60余年という「ステンドグラス工房 アドワークス」。現在は、藤沢駅から徒歩15分の弥勒寺に工房を構えています。
店主である戸田智昭さんは、テーマパークなど多くの施設にステンドグラス作品を依頼されるようなプロ中のプロの職人さんです。
優しく出迎えてくれた戸田智昭さん。このアトリエで多くの作品を生みだしてきた
初心者向けの制作体験は手ぶらでOK
この日の制作体験は、“三角ランプ”。すでにデザインの枠組みができていて、ガラス選びからスタート！
赤、青、ブルー、黄のほか、マーブル模様など、さまざまなガラスが！ 触ってみると、ガラスの種類もさまざまで、楽しくあれこれ自分の好みのガラスを選び始めました。値段もさまざまらしいです。でも体験制作では同一料金とお得に！
枠がしっかりできていて、番号がついたところに選んだガラスをはめていく
きれいにカットされた色とりどりのガラス
職人さん直々に丁寧でわかりやすく指導してくれます。「自分の大切な作品だから、色はもちろん、手でさわってみた手ざわりも、どうか気に入ったものを選んでくださいね」と戸田さん。
なるほど、光を当てると模様がはっきり出るガラス、逆に透明さが出るガラス、不透明で色がほぼそのまま出るガラス、とガラスの奥の深さに気づかされました。
ようやく、ガラスが決まりました！
“ハンダ”が楽しくてやめられない
そして、いよいよハンダづけ！ 言葉は聞いたことがありましたが、見るのもやるのも初めて。ガラスには直接ハンダがつかないので、まずは銅テープをガラスの周りに巻き付けます。
熱したこてをハンダに当てると、一瞬でとろりとした銀色の液体に。このハンダの輝く銀色の液体が、とてもきれいで魅惑的。うっとりしてしまうほどの“美”です。それを銅テープを巻いたガラスの接着面に落としていきます。
そして自分の手で金属を溶かして“溶接”しているこの感覚。たまりません！
スタッフの方にちょっと直してもらいながら、立体に仕上げていきます。
別で用意してある背面とくっつけて、三角形のランプの形にしていく
３時間で完成したランプ。暗くなって明かりを灯すのが待ち遠しい！
ハンダづけのあとは、一度洗剤で洗ったのち、仕上げに薬を塗ると、銀色の部分が一瞬で真っ黒に変わりました。
こうしてどんどん形を変え、色を変え、初めてのステンドグラス作品が完成しました！
ガラスを通した優しい光と、壁に作りだす美しい模様。灯すだけで部屋の表情が変わる
ステンドグラスは、おしゃれな高級品、というイメージでしたが、手をたくさんかけた骨太な手作り品、とイメージが一気に変わりました。
ステンドグラス体験のいろいろな工程のなかに、じっくり集中してものづくりをする幸せがたっぷりつまっていました！
※今回の三角ランプ制作体験は、材料費・指導料込 3,800円。時期により内容・費用は異なります。
※初心者の方向けの体験・教室のほか、経験者の方の作品づくりの指導も行っています。伝統的な製法から現代の製法まですべて対応可能。詳しくはお問い合わせください。
ステンドグラス工房ADWORKS (アドワークス）
創業60余年のステンドグラス工房。ステンドグラスアトリエを主宰。
ステンドグラス体験教室も随時開催中です。
神奈川県藤沢市弥勒寺３丁目１－８ レポサール弥勒寺１Ｆ
定休：日・月
Tel 0466-53-8679
URL https://adworkss/jp
※駐車場あり
ヤスダマミコ
藤沢歴30年。編集・ライターとして書籍＆取材記事作りに20年。
絵本の読み聞かせボランティア3年。
「大好き神奈川やってみよう行ってみよう」「季節感ある暮らし」「犬と暮らす」を主テーマに執筆。趣味は絵本、宇宙、恐竜、歴史。最近は藤沢はじめ神奈川を歩き回って化石を発掘しています！