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湘南に暮らす

出窓を飾る小瓶ガーデニング
2019.05.28

湘南の気候は穏やかで、ガーデニングをするのには適していますが、庭仕事は時間が掛かるわりには、ゆっくりと花を観賞する時間がなかなかありません。

そこでガーデンの雰囲気を室内に取り込んで、寛ぎながら植物達と触れ合うことができるひとつの方法をご紹介します。

 

ガラスの小瓶を使ってみましょう

身近にあるガラスの小瓶を用意して、庭の花や素朴で可愛いハーブを飾ってみます。

自庭の花壇はミント、フェンネル、コリアンダー、ナスタチウム等のハーブの間に季節を感じられるような花苗を少しだけ植えているミックスガーデンになっています。

 

香りや魅力を楽しむ

この中から香が良いものや形が魅力的なものを選んでみます。

葉が擦れるとたちまち香を放つ「シナモンバジル」

「セリンセマイヨール」はベル型の花とクエスチョンマークみたいな葉先に特徴があるちょっと珍しい花です。

 

ガラスのカラーでアクセント

用意した小さなボトルはアンティーク調の香水入れや、醤油さし、少し前まで錠剤が入っていた薬の瓶です。

窓辺に置くと光に反射して、気持ちまで明るくなります。

薄いグリーン、透明なもののカラー、形と高さのバランスを考えてレイアウトしたら摘みとったものから、それぞれの瓶に合った花を選びます。

こうしている間も、今まで気が付かなかったそれぞれの花の美しさに改めて魅せられてしまいます。

 

お料理にも

惜しくも選ばれなかったハーブや花はクリーマに入れ、キッチンに飾れば、お料理を作る時に簡単に使えて大活躍です。

 

最後に

薬瓶の口を麻紐で結んだ素朴なガラスには小花が、細長のシナモンバジルは醤油さしが似合いました。

コンパクトに寄せて飾っても素敵ですが、それぞれ離してディスプレイすると更にガーデンの雰囲気がでます。

出窓は室内と戸外、インテリアと景色を結びつけるとても大切な空間。

バスルームやキッチンでも好きな花と小瓶で幸せな時間を楽しんで下さい。

 

松本 淳子(まつもとじゅんこ)
ガーデンデザイナー。株式会社バーグ代表
湘南生まれ、湘南育ち。
航空会社を退職後、ガーデンデザインを英国capel manor collegeで学ぶ。
茅ヶ崎の自宅兼アトリエで「自然を感じられる庭」づくりを実践中。
ガーデンエッセイ・ガーデンイベント・セミナー等

https://berg-garden.com/