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住まいのコラム 新築で後悔しないために確認すべきポイント!憧れのマイホームで快適に暮らすためのヒント 公開日:2025年5月20日(火)
  • #注文住宅
  • #暮らし

新築住宅は、人生最大の買い物であり、後悔したくないと思う人は多いでしょう。しかし、実際に住み始めてから失敗を実感するケースは少なくありません。

本記事では、新築住宅を建てる際に後悔しやすい、「間取り」「生活動線」「水回り」「内装」「外構」「設備」「お金」の7点について、事前にどのように検討すべきかを紹介します。ぜひ、新築のマイホームでの後悔を減らすために参考にしてください。

新築して住み始めてから後悔すること

新築住宅に実際に住み始めてから感じる、後悔しやすいポイントや注意点をご紹介します。

<間取り>

新築住宅に実際に住み始めてから、間取りを後悔するケースは少なくありません。間取りの後悔で代表的なものは下記の通りです。

● 子ども部屋が足りない

● 収納が足りない

● 主寝室が狭かった

● リビングをもう少し広くすればよかった

● リビングを吹き抜けにしたため冷暖房効率が悪い

家族が増えて子ども部屋が必要になった際、部屋数が足りなくて後悔することがあります。対策としては、将来的に間仕切り可能な大きめの部屋を設けて、必要に応じて二つの子ども部屋にする方法が考えられます。

また、収納不足で後悔するケースも少なくありません。所有物の量に対して十分な収納スペースがないと、部屋が散らかりやすくなります。しかし、収納は単に広さや数が重要なのではありません。生活動線を考慮して、使う場所の近くに適切な容量で配置することで使い勝手が向上します。後悔を避けるためには、収納スペースの広さだけでなく、配置や使いやすさも慎重に検討しましょう。

主寝室やリビングが狭くて後悔するケースもあります。設計図で見た時は広く感じても、実際に家具を設置してみると、意外に手狭に感じることはよくあります。間取りを検討するときは、家具の配置も具体的に考慮しておくと、後悔せずに済むかも知れません。

また、開放感を求めてリビングを吹き抜けにした結果、暖房効率が悪く、冬は足元が冷えて後悔するケースも聞かれます。吹き抜けにする場合はデメリットを理解した上で、断熱性や気密性を高める対策を講じておくことが重要です。

<生活動線>

生活動線や家事動線が悪いと暮らしやすさに影響します。例えば、次のような生活動線の悪さで後悔するケースがあります。

● キッチン・洗濯機・洗濯物を干す場所が離れている

:料理をしながら洗濯をしたり、洗濯物を干したりする際に、何度も移動する手間が生じます。

● 寝室とトイレが離れている

:夜中にトイレに行きたくなった際、移動が億劫に感じることがあります。

生活動線や家事動線が悪いとストレスになり、住み心地の満足度が下がります。新築住宅を建てるときは、実際の生活をイメージして効率よい間取りを検討しましょう。

<水回り>

家族が毎日利用する水回りも、主に次のようなことで後悔することがあります。

● キッチンの高さが合わない

● キッチンのカウンターが狭い

● キッチンのコンセントが足りない

● 見た目重視でキッチンを選んだら収納が足りない

● 洗面所と脱衣所を分ければよかった

● トイレの位置で失敗した(玄関やリビングの近くなど)

● 2階にもトイレを作ればよかった

キッチンの使い勝手が悪かったり、収納が足りなかったりして後悔するケースがあります。キッチンは毎日使う場所なため、モデルハウスやショールームで実際に実物を見て確認するのがおすすめです。

また、洗面所と脱衣所を分ける間取りは、家族がお風呂に入っていても気兼ねなく洗面所を使えるため、近年人気を集めています。ただし、脱衣所が狭くなるため、物干しスペースを確保できないといったデメリットにも注意が必要です。

トイレは、玄関やリビングの近くに設置して後悔することがあります。「2階にも設置すればよかった」と後悔することもあるため、家族の生活スタイルに合わせて検討する必要があります。

<内装>

内装に関する後悔には、次のようなことが挙げられます。

● コンセントの位置が悪い/数が少なすぎる

● 壁や床の色がサンプルの色合いと違っていた

コンセントは家電を使う場所に配置すると使いやすいですが、位置が悪かったり数が足りなかったりすると、延長コードが必要になります。コンセントで失敗しないためには、あらかじめ家電を使う場所を決めて、どこにコンセントが必要か明確にしておきましょう。特にキッチンでは使用する家電が多いため、コンセントを多めにしておくと便利です。

また、壁や床の色がカタログの色合いと違っていて後悔することもあります。壁や床の色は照明によっても異なって見えることがあるため、できるだけ実物を確認することや、専門家と相談して選ぶことが大切です。

<外構>

外構は、予算の関係から妥協して後悔したり、思ったより手入れが大変で後悔したりするケースがあります。

● 周りから見えないようにすればよかった

● カーポートを付ければよかった

● 駐車場が狭すぎた

● 庭の手入れが大変

隣の家との距離が近かったり、人通りが多い道路に面していたりする場合、「クローズド外構にすればよかった」「目隠しになるフェンスを設置すればよかった」と後悔するケースがあります。

また、駐車場が狭すぎたと後悔するケースも少なくありません。国土交通省の「駐車場設計・施工指針」によれば、駐車マスの大きさは、軽自動車で幅2.0m×長さ3.6m、普通自動車で幅2.5m×6.0m以上が原則とされています。所有している車種のサイズを確認し、乗り降りしやすいように適度な余裕を持たせることが大切です。

駐車場に関しては、カーポートを設置すればよかったと後悔するケースもあります。カーポートを設置する際は、乗り降りする際に柱が邪魔にならないか、雨水が隣の家に流れて迷惑をかけないかなども確認しておきましょう。

庭を天然芝にすると雑草の草むしりや芝刈り、虫の発生など、想像以上にメンテナンスに手間がかかり後悔するケースもあります。メンテナンスに時間をかけられない場合は、人工芝にする方法があります。

※国土交通省「駐車場設計・施工指針について」を参考に作成

<設備>

新築住宅の設備は、住み始めてから「付ければよかった」「付ける必要がなかった」と後悔するケースがあります。何を導入するか決める際は、本当に必要かよく検討し、優先順位を付けることが大切です。

「付ければよかった」「付ける必要がなかった」と後悔しやすい設備は、次のようなものが挙げられます。

● 宅配ボックス

● タッチレス水栓

● 床暖房

● 食洗器

● パントリー

● タンクレストイレ

設備の重要度は家庭によって異なるため、家族と話し合って何が必要か検討しましょう。

<お金>

住宅ローンの返済で後悔するケースは少なくありません。主な後悔は以下のようなことが挙げられます。

● 頭金を多めにすればよかった

● 月々の返済が負担になった

● ボーナスをあてにし過ぎた

● 金利タイプのメリット・デメリットを把握していなかった

頭金が少ない場合、毎月の返済額が大きくなる傾向があります。そのため、子どもの教育費用や将来的な住宅の修繕費用などを事前にシミュレーションし、無理のない返済計画を立てることが重要です。計画が甘いと、月々の返済が家計を圧迫する要因になりかねません。

また、年2回のボーナス払いを併用すると、月々の返済額を抑えられます。しかし、ボーナスが大きく減ると返済が困難になるリスクも考慮しましょう。

金利についてもよく検討して選ぶことが大切です。変動金利は当初の返済額が固定金利より低くなるものの、金利の変動によって返済額が変わるため、将来の返済負担の予測が困難です。一方、固定金利は返済計画を立てやすいものの、借り入れ当初の金利は変動金利より高いため、月々の負担が大きいデメリットがあります。お金の面で後悔しないためには、借入額や返済方法、金利タイプをよく検討し、無理のないローンを組みましょう。

新築で後悔しないためのポイント

最後に、新築で後悔しないために気を付けておきたいポイントを3つ挙げます。

◎暮らしやすさを優先して設備を選ぶ

流行の設備が必ずしも必要とは限りません。見た目だけで選ぶと使い勝手が悪く不便に感じることもあります。快適な暮らしには、流行やデザインよりも、生活に必要な設備を優先して選ぶことが大切です。

◎新居での生活をシミュレーションする

新居での実際の生活をシミュレーションしてみると、生活動線や家事動線がスムーズかどうか見えてきます。また、家具や家電をどこに配置するかイメージしておけば、部屋の広さやコンセントの位置や数が適切か確認できるでしょう。

◎住宅展示場で実物を見学しておく

住宅展示場は、ハウスメーカーや工務店のモデルハウスを一度に見学できる貴重な機会です。新築で後悔しないためには、実際にモデルハウスを見ておくことが非常に重要です。なぜなら、住み始めてから後悔する原因の一つに、完成前に実物を確認できない点が挙げられます。

住宅展示場のモデルハウスを見学すれば、図面だけでは分からない空間の広さや最新の設備、収納の使いやすさなどを体感できるため、理想の住まいをイメージしやすくなります。モデルハウスを見学する際は、あらかじめ質問したいことをメモにして訪れるとよいでしょう。

まとめ

新築住宅を建てる際は、よくある失敗事例を参考にすると、家づくりのヒントが具体的に得られます。多くの人がどのような点で後悔しているかを知ることは、理想の住まいづくりの重要な手がかりとなるでしょう。

また、積極的に情報収集を行うことも大切です。住宅設備のショールームや住宅展示場に足を運び、実物を確認することで、図面やカタログでは分からないリアルな情報を得られます。

本記事を参考に、後悔しない家づくり、後悔のない理想のマイホームを実現させましょう。

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