片付けているつもりなのにどうして散らかって見えるの?と、住まいの整理整頓や収納の悩みはつきませんね。
そこで今回は、トレンドとなっている「見せる収納」と「隠す収納」を使いこなすヒントをご紹介します。
住まいと家族全員の悩みを、こちらの記事でぜひ解決してください。
「片付けたはずなのに何だか部屋がすっきり見えない」。こんなときは、見せる収納と隠す収納のバランスが崩れているのかもしれません。
見せたいモノが隠れていて、隠したいモノが見えている、うまくいっていないというのは、それが理由かも。
そこで、まずは住まいの収納を見直すときに覚えておきたいルールをいくつかご紹介しましょう。
玄関を入ってリビングまでの間に、ファミリークローゼットを設置する家が増えています。
帰宅したときに脱ぐコートやポストに入っていたダイレクトメールや郵便は、ここで仕分けをしてリビングへ持ち込まないことがポイントです。
ゲストはそのままリビングへ、家族はファミリークローゼットを通って収納してからリビングへと動線を2つ作るのもおすすめです。
また、ランドリールームを兼ねた洗面所では、毎日使うタオルやバスタオルやパジャマなどを収納できると、モノが移動する距離が短くなりますね。
子どもたちが学校から持ち帰った書類を処理するのに、あちらこちらからモノを集めていませんか?
学校からの書類に記入する際に使うモノ(ペンや修正テープ、保存用のファイルなど)は、リビングにまとめておくとすぐに処理できます。
また、ゲストへお茶を出すときにも、キッチンの収納扉をいくつも開けていてはお客様も落ち着きませんね。
お茶の時間も同じく、日本茶のセット、コーヒーのセットなどとカテゴリー分けをして、ダイニングに近い位置へ収納しましょう。
せっかく広々としたウォークインクローゼットがあっても、ほとんど出番のないモノが手前に置かれていませんか?
奥のモノを取り出すときに、手前に使用頻度が低いモノがあると、いったん動かしてからしか手が届きません。
例えば、普段使いの器や、観葉植物の世話をするためのジョウロなど、使用頻度の高いモノは、取り出しやすい場所へ収納するのも大切なポイントです。
時々入れ替える季節ものや、特別な行事の時のアイテムなどは、奥の方にしまっておいても大丈夫です。
バッチリ完璧に収納できたときは、とても幸せな気持ちになりますよね。
ただ、収納は一度完璧にできたからといって、終わりではありません。
収納を使いこなしている人は、毎日の生活でもっと便利にならないかな?と、常に見直しています。
右と左のモノを入れ替えるだけで、住まいのなかでのストレスがすっきりと解消することもありますね。
子どもの成長と同じように、収納もアップデートしながら快適に過ごしましょう!
「見せる収納」とは、扉のないオープンな棚や壁面収納を活用して、目に見える状態で収納する方法です。
お気に入りの雑貨をおしゃれにディスプレイできるうえに、よく使うモノをすぐに手に取れるなど、「見せる収納」は、注目を集めています。
見せる収納のメリットとして一番にあげられるのが、取り出しやすさです。
扉や引き出しを開けるひと手間が省けるため、食器やタオルもすぐに取り出せます。
また、収納の中を把握できるのも、見せる収納のメリットですね。
どこへしまったのかわからなくなることが少なく、モノを探す時間が短縮できます。
キッチンに見せる収納を活用したところ、調理の効率が良くなったというのもよく聞く声です。
料理中は、頻繁にモノを取り出したりしまったりを繰り返します。
調味料や調理器具、食材などをすぐに手に取れると、家事のストレスも軽くなるのではないでしょうか。
見せる収納は、「見えてもいい」収納と考えることもできます。
何も考えずにオープンな棚へモノを収納するだけでは、雑然としたイメージになりかねません。
おしゃれなボックスに入れてオープンな棚へ収納するなど工夫をすると、部屋全体の印象が統一されます。
しかし、ボックスの中へモノを収納すると、その中の整理整頓をサボりがちになるもの。
さらに、見せる収納のもっとも大きなデメリットは、ホコリがたまりやすいことです。
こまめな掃除が必要になり、ディスプレイしているモノのホコリも払わなければなりません。
隠す収納と比べると、物の日焼けも気になるところです。
お気に入りの小物やオブジェを、視線が集まるフォーカルポイントへレイアウトしましょう。
背面に板のないオープンシェルフは、抜け感があるため、部屋を広く見せる効果があります。
広々としたLDKでは間仕切りにも使える優れものです。
最近のトレンドのおしゃれなキッチン家電。デザインも素敵でまさに見せて収納したいアイテムです。
次に、こだわりの調理器具もぜひ見せて収納してください。キッチンがグッと洗練されます。
調味料のラベルは、カラフルでそのまま見せて収納してしまうと雑然とした印象の空間になりがちです。おそろいの容器へ移してラベリングすると、おしゃれな調味料セットに。一手間かけるだけで印象が大きく変わります。
落ち着いた雰囲気を大切にしたい書斎。
本棚は、部屋に圧迫感を与えてしまう背の高い家具です。
そこで、本棚に抜け感を作るには、お気に入りの本を収納するだけでなく、小物を飾る場所も設けてみてください。
ぎっしりと本だけが詰め込まれた本棚にすき間を作るだけで、書斎の空気感が変わりますね。
本棚や壁面収納では、下の段に色が濃い本をレイアウトすると、見た目が安定するためすっきりとまとまって見えます。
隠す収納は、扉付きの家具や引き出しの中にモノが見えない状態で収納する方法です。
部屋全体に統一感がでる、すっきりとした生活感のない空間を作るときにおすすめの収納法です。
隠す収納は、見せる収納に比べて収納力が高いです。
収納できるスペースを100%使いきって、たくさんのモノを収められます。
また、扉や引き出しを閉めるとすっきりして生活感を一瞬で取り除けるのもメリットですね。
見せる収納では、ディスプレイのセンスが問われますが、隠す収納には必要ありません。
隠す収納は、モノがホコリをかぶりにくく、掃除の頻度を下げられます。
そのため、忙しくて掃除の時間がなかなか取れない人には隠す収納が向いているといえます。
隠す収納の最大のデメリットは、ワンアクションでモノを取り出せないことです。
引き出しや扉を開けてからしかモノに手が届かないため、出すときも片付けにも時間がかかってしまいます。
それから、隠す収納では見えない場所に収納することで、棚や引き出しの中がごちゃごちゃになりがちです。
モノが多いからと隠す収納を増やすと、圧迫感のある家になってしまうこともありますね。
リビングは家族全員のモノが集まるのが特徴です。それだけにどうしても雑然としがち。
隠す収納を設けておくと、散らかりがちな小物がまとめて収納できます。
急なお客様でもすぐにリビングへ案内できますね。
また、リビングを広く見せるには、リビングクローゼットがおすすめです。
床やクロスなどのベースカラー(部屋の広い面積を占める色)を使った隠す収納であれば、部屋になじんですっきり見えます。
洗濯室として活用する人も多い洗面所は、意外とモノがあふれがちな場所です。
たとえば、洗濯に必要なハンガーや洗剤、身支度をするドライヤーやブラシなど、カテゴリーもバラバラ。
まず、キッチンと同じように、洗剤などカラフルなものは扉の中に隠して収納しましょう。
洗濯用品は洗濯機の近くへ、身支度に必要なモノは洗面所付近へ収納する場所を決めることが大切です。
「見せる収納」と「隠す収納」を使いこなせるようになると、家がいきいきと魅力的になります。
目指すのは家族の誰もが何がどこにあるかわかる収納です。
住宅展示場では、最新のトレンドをふまえたおしゃれな収納アイデアをたくさん体験できます。
これから新築を考える人も収納に悩む人も、参考になるアイデアを見学に出かけてみてはいかがでしょうか。
住まい探しの情報収集や知識を身に付けたら、
まずは、ご希望条件に合ったモデルハウス探しや、お近くの展示場を探してみましょう。
住まいのサポーターズ
「住まいのサポーターズ」では、お住まいをご検討のお客様をサポートする各企業をご紹介。住まいに関する有益なサービスや、おトク情報をお届けしています。 一覧を見る